「MARQUEEPLAYER(マーキープレイヤー)」 がこだわる、シューケアブランドの在り方とは?
ケアに対してのアプローチの目線が他とは異なる
シューケアブランドを含め、世界中にライフスタイルブランドが溢れているが、その中でも「マーキープレイヤー」はどんなこだわりを持っているのだろう。そのこだわりについても小林さんはこう語る。
「まず『マーキープレイヤー』はスニーカーケアに対してアプローチする目線が違うと考えています。多くのシューケアブランドは“スニーカーが汚れてからどうするか”を製品に落とし込んでいると思いますが、『マーキープレイヤー』では“スニーカーを汚さないようにするにはどうするか”を考慮し、スニーカーボックスを開けてすぐにできるケアから保管までの一連を網羅しています。
たとえば撥水スプレーの『SNEAKER WATER+STAIN REPELLENT #01』は防水スプレーではなく、撥水スプレーにしています。意外と違いを知られていないのですが、雨の浸入を防ぐのが防水スプレーで、雨をはじくのが撥水スプレーです。 なぜ撥水にしたかというと、水を弾くことで水汚れの予防になることと、水や汚れを弾くことでスニーカーの通気性を保つことができるからです。防水スプレーでは、雨の浸入を極力防ぐことはできますがスニーカー表面状には雨水が広がり、スニーカーの通気性も損なわれてしまうので、あえて撥水にしています。 また、撥水剤の成分には大きくフッ素系とシリコン系がありまして、簡単に言うとシリコンは表面に膜を張るようなイメージなので、こちらも通気性を損なってしまいます。対して『マーキープレイヤー』の撥水スプレーは、フッ素系の配合をしており、撥水成分の産毛を立たせるようなイメージでコーティングします。 産毛が立って点で覆うようなイメージなので、通気性を損ないません。防水にすることは可能なのですが、足が蒸れてしまいますし、アッパー素材の機能を活かせなくなってしまうこともあるんです。
なので、雨を最大限はじきながら通気性を保ち、アッパーの機能も損なわないようなバランスを取り、水だけでなく油汚れも弾く防汚効果をプラスさせているのが『マーキープレイヤー』の撥水スプレーの特徴です。クリーナーに関しても汚れを落とす他に、帯電防止機能を付加し、ほこり汚れなどが付着しにくくなるようにアレンジしています。