【北海道グルメ】世界が注目する美食の宝庫・北海道の本当に美味しい「道産食材」5選
●日本の耕地面積の約4分の1を占める北海道。日本の食卓を支え、世界にも注目されている農作物5品をご紹介!
広大な大地に、厳しい自然。畜産や農作物によっては恵まれた環境です。日本の耕地面積の約4分の1を占め、豆類や馬鈴薯、たまねぎ、牛肉、牛乳などが国内生産量1位となっています。さらに恵まれた自然を活かした農業により、農薬や化学肥料の使用が他の都府県に比べて少ないのも特徴です。 北海道の本当に美味しい「道産食材」5選の関連画像 しかしながら冬は長くて厳しく、作物は取れないのでは? と思われるかもしれませんが、冬の雪こそ天然の貯蔵庫。雪の下のキャベツやホウレン草など甘みを蓄えた野菜は道民にとってもごちそうで、年間を通して安定して作物を出荷できる強みがあります。 ということで、今回はお取り寄せにも人気の5つの農作物をご紹介。北海道が誇るたまねぎ、てん菜、牛肉、そして世界的に評価が高まっているチーズです。
料理の土台としておいしさを支える北海道産たまねぎ
日本の食卓に上がる「たまねぎ」の約6割は北海道産と言っても過言ではありません。筆者の実家では、冬を迎えるまでにたまねぎを段ボール買いし、冷える玄関で貯蔵し、味噌汁やシチューにして冬の間、楽しんでいます。 年間の出荷量はなんと77万2900トン。生産者が収穫したたまねぎは大型の鉄製コンテナに詰めて風乾されたのち、選果場に運び込まれます。この大型コンテナは縦118cm×横179.5cm×高さ132.2cmで重さは約120kg。まさに規格外のスケールで生産されています。 道外に出荷されたたまねぎは、通称「たまねぎ列車」に乗せられて運ばれます。主産地である北見市周辺で見られる、北海道ならではの光景です。
北海道でしか栽培されていないてん菜
「てん菜」は、砂糖の原料になる植物です。寒冷地でも育つため、ヨーロッパでは砂糖の原料として広く栽培されています。日本では砂糖の6割以上は輸入に頼っているのが現状で、自給率は約4割とされています。その8割が北海道で生産されるてん菜を原料としたもの。残りは、沖縄や鹿児島のサトウキビを由来としています。 年間約55万トンの上白糖やグラニュー糖などが製造されており、最も大きい製糖所が芽室町の「日本甜菜製糖芽室製糖所」。北海道で生産されたてん菜を最も多く受け入れるため、東京ドーム約29個分の広さを保有し、毎日約2000台近くのトラックが工場にてん菜を搬入しています。