「オーストラリア人監督がよく知っている選手」

トッテナム移籍が注目されている板倉。（C）Getty Images

　ボルシアMGに所属する日本代表DFの板倉滉は、以前からトッテナム移籍の可能性をうわさされている。指揮をとるアンジェ・ポステコグルー監督が、横浜F・マリノス時代の経験から、セルティックで日本人選手たちを生かしてきたのは周知のとおりだ。 【画像】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショット 　トッテナムはミッキー・ファン・デ・フェンやクリスティアン・ロメロの負傷で、１月の守備強化が注目されている。板倉はその補強候補のひとりとして名前があがった。 『TBR Football』によると、ベン・ジェイコブス記者は「我々はイタクラに注目し続けるべきだと思う。トッテナムとのつながりがある。ナポリもいると言っておくベきだね」と述べている。 　これを受け、同メディアは「スパーズとイタクラの話はまったく驚きではない」と報じた。 「実際、ポステコグルーにはJリーグでの経験後、日本人選手を獲得してきた過去がある。イタクラもその道に向かっていたかもしれない。ポステコグルーがセルティックで指揮をとっていたときに、彼らはイタクラの獲得を望んだ。だから、オーストラリア人監督がよく知っている選手であることは明らかだ」 　さらに、TBR Footballは「ポステコグルーはこれまで、キョウゴ・フルハシやダイゼン・マエダ、レオ・ハタテといった日本人選手たちをセルティックの主力として活躍させてきた」と続けている。 「ハタテも何度もトッテナムとのつながりを報じられている。イタクラは代表のチームメイトのひとりとスパーズで一緒になるかもしれない」 　特長や活用法を知るポステコグルーがいれば、日本人選手の獲得をめぐる報道は後を絶たないだろう。ボルシアMGは板倉の放出を考えていないと言われ、ポステコグルーはこれまでセルティック時代の教え子を引き抜いていないが、移籍市場は何があるか分からないだけに注目だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部