窓を閉めているのに、気づいたら「カメムシ」や「ゴキブリ」が家に侵入しています。窓の隙間を埋めるよい方法はありますか?
ニュースにもなった「カメムシ」の大量発生や、通年姿を見かけるようにもなった「ゴキブリ」は本当に悩ましい存在です。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算 気をつけて窓を閉めていても、カメムシやゴキブリが家に侵入し困っている方もいるのではないでしょうか。 本記事では、カメムシやゴキブリが大量発生する理由と、侵入を防ぐ方法を解説します。
カメムシやゴキブリが大量発生する理由
大量発生の原因の1つとして、地球温暖化の影響によって越冬できる個体が増え、生き残った個体が繁殖して個体数が増えたことが挙げられています。 特にカメムシによる農作物への被害は甚大であり、国内の被害額は年間20~30億円にものぼります。個体数の増加に伴い、一般家庭の室内へと侵入するカメムシ、ゴキブリも増えたというわけです。
カメムシの主な侵入経路
2ミリ程度のわずかな隙間からでもカメムシは侵入することができます。ここでは、どのような方法で侵入するのか、具体例を見てみましょう。 ■洗濯物と一緒に カメムシは洗濯物にとまっていることがしばしばあります。中でも白い洗濯物を好むといわれており、白いTシャツ、タオルなどを室外に干すときは要注意です。カメムシは強烈なにおいを放つため、洗濯物ににおいがついた場合は洗いなおす必要があるなど、水道代や電気代、洗剤代が余分に発生してしまいます。 カメムシは夜行性であり、夕方近くになると洗濯物につきやすくなることから、午前中の内に洗濯物を取り込むことが有効といわれています。 ■網戸や窓の隙間から 網戸や窓をしっかり閉めていたとしても、サッシ部分のわずかな隙間からカメムシが侵入してくることがあります。これを防ぐには、サッシの溝を隙間テープで埋めるという方法が挙げられます。隙間テープは1個1000円以内と比較的安価に購入することができ、費用対効果は高いといえるでしょう。 ただし、隙間テープを貼る前にしっかりとサッシを掃除しておくことが重要です。テープを貼っても窓がきちんと閉まるか、あらかじめ数センチの隙間テープを貼ってみてチェックすることも重要といわれています。