ロシア、東部の小都市に進軍 トレツク、半分制圧か
【キーウ共同】ロシア軍が進軍を続けるウクライナ東部ドネツク州の小都市トレツクの地元当局者が11日、トレツクの半分程度がロシア軍に制圧されたと述べた。ウクライナメディアが報じた。戦闘で廃虚と化した市内に住民約1150人が残っているという。 ロシア国防省は10月初めに同州の激戦地ウグレダルの制圧を発表。11日には州都ドネツクの西方約35キロの集落を制圧したと宣言し、ウクライナ東部で攻勢を強めている。 英国防省は、トレツク情勢について「ロシアは市中心部に向けて前進しているが、スピードは遅い。ウクライナの反撃を受け、市内のロシア拠点も堅固ではない」との分析を発表した。