もう1つ上の砺波へ 夏野修氏4期目で描きたいビジョンは 課題は「庁舎移転」に「チューリップ開花の早期化」富山・砺波市
チューリップテレビ
任期満了に伴う富山県砺波市の市長選挙は現職の夏野修氏が無投票で4選を決めました。4期目に直面する課題を夏野市長に聞きました。 砺波市 夏野修 市長 「喫緊の課題であります新しい庁舎の整備、それから中学校の統合整備、それから地域の交通の最適化。ぶれずにまた着実に、また前向きにそういった思いで進めめていきたいと」 砺波市長に4期目の再選を決めたのは現職の夏野修氏(69)です。 司会 「カメラの皆さまご準備よろしいでしょうか」 司会の合図に合わせくす玉を開く予定でしたが―― 砺波市 夏野修 市長 「迅速な行政に務めておりますので…」 スピーディーな行政にかけてユーモアを見せました。 ■庁舎の移転新築 スムーズにできるか 夏野氏が4期目で直面する課題は新庁舎の整備です。 現在の市庁舎は建物の一部が建設から60年が過ぎていて耐震性の問題が指摘されています。 また、能登半島地震を受けて北陸でも震度7クラスの地震が発生し得ることが判明し、新庁舎の整備を前倒しで進めることになりました。 新庁舎の有力候補地となっているのが、敷地面積約2万7000平方メートルの「県花総合センター」です。 この施設は建設から38年を経て老朽化が進み、維持管理コストがかさんでいることから2026年度末で県が廃止を決定していて、夏野氏は今後土地購入に向け県と交渉を進めます。 砺波市 夏野修 市長 「県としてなにか使うことは考えてないということですので、間違いなく決定できると思います。そのあとは県との交渉になりますが、次の4年間、任期の中で全部が完了するっていうわけではありませんが、かなりの形のところまで持っていけると思いますので着実に進めていきたいと思っています」 ■GWの風物詩にも温暖化の影響 砺波市と言えば毎年ゴールデンウィークに開催されるチューリップフェアですが、今思わぬ難題に直面しています。 砺波市 夏野修 市長 「チューリップフェアの最大の課題は、花が温暖化の影響もあって早く咲くということです」
【関連記事】
- 「1歳の息子が車に閉じ込められた」炎天下の駐車場でとっさの判断 救助の男性が迷わずとった行動とは 富山・南砺市
- 「やりたいことを堂々と」顔面動静脈奇形・河除さん 劇団員としてマスクなしで初舞台「ハイスペックイケメンにしか見えなかった…」富山
- なぜ母親は13歳の娘に不倫相手との性行為を見せたのか「変な親心で…」児童福祉法違反などの罪に問われた母親が裁判で語ったこと 子供の性被害がなくならない
- 「いい加減止めないと大変なことになる」梅毒が10年で女性は23倍に…骨や臓器に“ゴムのような腫瘍”放置すれば死に至る場合も 富山県でも急増“偽装の達人”体内でゆっくりと進行
- 「生まれてきてよかった」難病・顔面動静脈奇形の河除静香さん 見た目の悩みを乗り越え“この顔だからこそできること”