100満ボルト「エディオン」に 25年4月、吸収合併で変更
石川、富山県内などで家電量販店「100満ボルト」を展開するサンキュー(福井市)は13日までに、来年4月1日から店名を「エディオン」に変更すると発表した。同日付で親会社の家電量販大手エディオン(広島市)がサンキューを吸収合併することに伴う措置で、店舗ブランドを統一して効率的な運営を図る。 店名の変更後も従業員の雇用は継続し、看板や従業員の制服はエディオンのデザインに変更する。100満ボルトの会員カードは引き続き利用できる。 エディオンによると、100満ボルトは1993年に前身の「3Qエレキ館」から名称変更して誕生。以降、北陸三県を中心に北海道や九州など全国各地に出店した。今年3月末時点で石川8店舗、富山6店舗を含む計31店舗を経営する。 エディオンは3月、連結子会社のサンキューを吸収合併する方針を固め、「100満ボルト」の店舗ブランドを維持するかどうか協議していた。広報担当者は「店舗ブランドが変わっても、これまで培った強みを生かしながら地域に寄り添った経営を続けていく」と話した。