岡崎友紀『おくさまは18歳』こぼれ話。撮影直前「飛鳥」から変更になりかけた役名とは?「石立鉄男さんらのセンスがあってあの世界が完成した」
◆「飛鳥」という役名が… 実は企画書にめぐりあって出演を決めて、そろそろ撮影に入ろうという直前に、役名「飛鳥」を「百合子」に変更すると連絡が来ました。 えーっ!? な、な、なんでー!? 聞けば哲也が呼ぶ時に「ゆりっぺ」と呼ばせたいと脚本の佐々木守さんから言ってきたとか。 そ、そ、そんなぁ~~。 私がこの作品を気に入ったのは、役名の良さも含まれてのことでしたから、断固阻止の姿勢で「変更はしないでください」と申し入れました。 せっかくの「飛鳥」という役名が変わってしまったら、あまりにも残念過ぎますもの。 この申し入れのおかげで、「ゆりっぺ」の呼び方は実現せず、「あっちゃん」になってしまったことで、人気脚本家の佐々木守さんが気を悪くしたかどうかは定かではありませんが、私は「飛鳥」という役名を死守したことを、正しい選択だったと思っています。 だって、飛鳥が飛鳥じゃなかったかもしれないなんて、そんなのやっぱり許せませんよねぇ。ほんと、頑張ってよかったです! ※本稿は、『なんたって70歳! ― だから笑顔で生きる』(興陽館)の一部を再編集したものです。
岡崎友紀
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