「小学生にローマ字教育は不要」と英語教育の専門家が言う理由とは? 「発音で混乱する子が続出」
■英語を「ローマ字読み」するのは危険行為 塾の生徒たちにも「英語をローマ字読みするのは高速道路を逆走するような危険行為だから絶対にやめてね」と、ことあるごとに伝えています。friendを「フリエンド」と覚えるようなことは、なるべく避けたほうが良いでしょう。 ぜひみなさんのご家庭でも、英語読みとローマ字読みで混乱するお子さんがいたら、この大原則を何度でも伝えてあげてほしいと思います。英語とローマ字は、別々の発音ルールに則っているのです。 POINT ◉ローマ字は外国人が日本語を読むときに使うもの ◉英語はローマ字読みではなく、フォニックスを優先 ○斉藤 淳(さいとう・じゅん)/J PREP代表。元イェール大学助教授。上智大学外国語学部英語学科卒業、イェール大学大学院政治学専攻博士課程修了。2012年に J PREP 斉藤塾を起業。著書に『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』(ダイヤモンド社)、『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』(KADOKAWA)、『アメリカの大学生が学んでいる本物の教養』(SBクリエイティブ)などがある。
斉藤 淳