ホテルに宿泊し、サウナでととのいながら、野球も楽しめる〈北海道ボールパークFビレッジ〉。通年遊べます!
■サポーズデザインオフィスによる〈七つ星横丁〉
「人が集い、食を通して、人と人が仲良くなる場所」、「知らない人とも会話が弾む場所」をコンセプトに、自由な楽しみ方ができる空間を目指した〈七つ星横丁〉。デザインは、サポーズデザインオフィスが手がけた。看板やテーブル&イスなど、ポップでレトロなプロダクトは見ているだけでもワクワクする。 横丁の入口には提灯がぶらさがり、北海道初出店8店舗を含む、全10店舗が軒を連ねる。試合後も飲んで食べて語り合える、貴重なエリアだ。
●“地元の情報発信基地”として機能する〈THE LODGE〉
エリア中心に位置する〈THE LODGE〉は、“情報発信基地”として近隣地域の魅力を発見できる場所。自然豊かな北海道や〈北海道ボールパークFビレッジ〉の過ごし方を豊かに広げる〈ザ・ノース・フェイス〉や〈スペシャライズド〉、北海道の特産物を扱う〈HUB〉、地元で愛されるカフェ〈POOOL〉などが並ぶ。 自然に溶け込む温かみのある建物は、北海道産カラマツ、道南杉、江別のれんがといった地元の資材を活用。雄大な山脈を意識した切妻型屋根、赤レンガと道南杉をメインにした外観が〈エスコンフィールドHOKKAIDO〉となじむ。
球場内のあちこちにはアート作品も点在する。これは次世代アーティストの発表の場を提供したいという目的で、39歳以下の作家を対象に開催したコンペ『ART PRIZE』から選出されたものだ。ふらりと歩く中で、アートと偶然出会うのもおもしろい。 アメリカの球場文化を彷彿させるエンタメ性の高さや、遊び心、時代に合わせたアクティビティが確かにここにはある。その背景には地域にあるものを有効に生かし、地元の企業や人々とコミュニケーションを取りながら、地方の魅力を引き出し還元する真摯な姿勢が垣間見える。 オフシーズンは雪に覆われる〈北海道ボールパークFビレッジ〉だが、年間を通じてさまざまなイベントが用意されている。特にオススメなのは、約1時間のスタジアムツアー。チームロッカーやミーティングルームまで見学可能のプランもある。プロ野球開幕が目前に控えるいま、ぜひさまざまな形で〈北海道ボールパークFビレッジ〉を楽しんでみたい。
〈北海道ボールパークFビレッジ〉
北海道北広島市Fビレッジ。営業時間、定休日は各店舗により異なる。
text_Akiko Miyaura editor_Keiko Kusano