「向かうは日本!」空母化した海上自衛隊の巨艦ついに米本土を出発 いつ帰国?
約1か月かけて帰国の予定
海上自衛隊の護衛艦「かが」が2024年11月18日(現地時間)、アメリカ西海岸カリフォルニア州のサンディエゴを出港、帰国の途につきました。 【ドコが変わった?】これがF-35B戦闘機を運用するための改造ポイントです(写真) 「かが」は、ヘリコプターを複数同時運用することが可能な、いずも型護衛艦の2番艦として2017(平成29)年に就役。基準排水量は1万9500トン、全長は248mにおよび、海上自衛隊では最大の戦闘艦艇です。 「いずも」と「かが」の2隻は、日本の防衛力を強化する目的で、短距離陸・垂直着陸が可能なF-35B戦闘機の運用能力が付与され、事実上の空母へと姿を変えることが決まっています。 それに伴い、「かが」は今年春まで「特別改造工事」が実施されており、このたび改造によって所要の能力が計画通り付与されているか確認するために、アメリカ軍のF-35Bを使って一連の試験を行うべく派米されました。 海上自衛隊が発表した試験期間は10月5日(土)から11月18日(月)の予定であったため、スケージュールどおりであったといえるでしょう。なお、11月7日にはF-35Bの艦上運用試験が完了したことを祝して「かが」艦上で式典が開催され、海上自衛隊から護衛艦隊司令官の伍賀祥裕海将が、アメリカ海軍から第3艦隊司令官のジョン・ウェイド中将がそれぞれ出席し、記者会見を行っています。 「かが」の日本帰国は約1か月後、12月中旬の予定です。
乗りものニュース編集部