靴にカビがはえてしまったら? クリーニングの専門家もやっている「ブーツが長持ちする」秘策
プロ直伝!「ブーツが長持ちする」ケアの秘策 もう二度と出会えないかもしれない、自分的お気に入りの1足を大切に、ずっとつきあっていくために。その大きな分かれ道となる、あなどれないきちんとしたメンテナンスの方法。おろしたての見た目を保つ、お手入れ方法を靴の専門家が徹底解説! ≫【写真・これはすごい!靴がピカピカに甦る▶全16アイテムの一覧】靴のプロたちが使っている「汚れも色褪せも1発で解決」秘密のアイテム 【取材したスペシャリスト】 (コロンブス 小高公次さん)靴磨きの講師としても幅広く活躍。 (R&D 小坂遼太郎さん)シューケア商品の専門商社としてヨーロッパ伝統のシューケアアイテムを熟知。 (ルボウ 石津麿美さん)高価な靴にも安心して使える製品やケアに精通。 【カビが生えてしまったら?】 ・カビの生えた部分に専用シートを 「除菌力が高いカビ取りシートを使い、カビが発生している箇所を徹底除去。布を使うと、1度カビをふいた布から移ることもあるので、使い捨てのシートタイプが衛生的」(小坂さん) ・モールドクリーナーを吹きかけ除菌 「布にスプレータイプの除菌剤をつけ、靴を丁寧にふきます。カビ取りシートだけでも問題ないですが、スプレーの除菌剤を加えることにより、カビの再発防止につながります」(小坂さん) ・乾燥後、通常のお手入れを 「そのあと、風通しのよい場所で完全乾燥させたら、いつものメンテナンスをしてください。乾燥したままはくとひび割れの可能性があるのでクリームで保湿するのが大事です」(小坂さん) 【ブーツのキレイを保つ習慣】 ・購入時の型紙で形くずれさせない 「買ったときに入っていた紙や型紙が意外と有能。保管時に入れておけば、除湿+美しい形をキープしてくれます。ないときは新聞紙を靴に合わせて丸めればOK。また、エナメルは靴どうし密着したまま収納すると色移りする可能性があるので、気をつけて」(小坂さん) ・着用後はブラッシングを! 汚れやシミの発生を防止。「ホコリが付着していると革に必要な栄養分をかわりに吸ってしまい、お手入れの質が低下してしまいます。あまりはかない靴でも定期的にブラッシングをするのがいい」(石津さん) ・1度はいたら中2日はあける カビの発生を防ぐ策。「1度はいた靴はそうでもないと思っていても湿気がこもっているものです。お気に入りのシューズでも毎日はかず、完全に乾いてから着用するようにしてください」(小坂さん) ・シューキーパーを使う 服でいうハンガーの役割。「見落としがちですが、収納時にシューキーパーを靴に入れるだけでより長くはけるようになります。すぐに用意できないときは最低限、新聞紙を丸めて入れましょう」(小坂さん)
Composition&Text_GISELe