<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/17 東播磨 玉田広明選手/神戸国際大付 塗矢海斗記録員 /兵庫
◆東播磨 ◇けん制恐れぬ積極的走塁 玉田広明選手(2年) 明るい声と笑顔でチームを活気づけるムードメーカー。秋の大会では、一塁コーチャーで貢献した。趣味は読書で、小説が好き。現代文の成績は、学年トップを争う実力だ。 「けん制球を恐れずにスタートする思い切りのいい走塁」を自負する。実戦練習などで、失敗しながら磨き上げた。秋の近畿大会1回戦の市和歌山戦では「高いレベルの投手をランナーの視点で見て、意外とこのタイミングでもスタートできる、と決断力がついた」とコーチャーの経験をも糧にする。 野球を始める上で大きな影響を受けた5歳上の兄は、良き理解者。センバツ出場が決まり、「頑張ってベンチに入れよ」と、記念のグローブを注文してくれた。「声を出したりみんなを笑わせたりと、自分にできるチームにとって最善のことをしたい」。甲子園にも、日ごろの姿勢を大切に臨むつもりだ。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)167センチ・72キロ(2)右投げ、右打ち(3)稲美・稲美中(4)読書(5)肉類/キノコ類 ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇縁の下で支える打撃投手 塗矢海斗記録員(2年) 入学試験は学年トップの成績で特進クラスで学ぶ。記録員として秋の地区大会から選手をサポートしている。 小学2年から野球を始めた。中学のクラブチームから投手で、秋は球種を増やし、フォームの改善に注力した。ソフトバンクの千賀滉大など複数の投手を動画で研究。直球、縦と横のカーブ、スライダーの球種に、チェンジアップとカットボールが加わった。多彩な球種を生かして、練習で打撃投手を務める。 練習試合や公式戦で他校選手の特徴やクセを研究し「縁の下の力持ち」に徹する。青木尚龍監督(56)も「周りが見渡せて、機転が利く」と評価する。「甲子園でプレーしたかった」と仲間を羨ましく思う気持ちはある。でも、センバツでは「グラウンドに声を響き渡らせるくらい応援して、仲間を全力でサポートする」と話す。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)170センチ・72キロ(2)右投げ、右打ち(3)尼崎・立花中(4)睡眠、映画鑑賞(5)鶏のからあげ、プリン/梅干し ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔神戸版〕