【毎日書評】イエスを最短距離で引き出す「説得のコツ」。マインドセット次第で影響力は高まる
マインドセット3. 自分がコントロールできることにフォーカスする
営業でモノを売るとか、チームで企画を通すとか、説得にはさまざまなシーンがあります。しかし、どのようなステージであっても重要なのは「解釈力」だといいます。 一言でいえば、自分の身の上に起こったことを整理して、捉え直していく力のことです。心理学でいわれる「認知的再評価」、英語で「cognitive reappraisal」と同じような考え方であり、ストレスを生む「ストレッサ」に対しての捉え方を修正し、事象を置き換えていく手法です。(68ページより) 自分のまわりで起こる事象はコントロールできませんが、自分がそれに対してどのように反応し、解釈し、次のアウトプットとして出せるかはコントロールが可能。したがって周囲の反応を冷静に捉え、修正していけばいいわけです。 そして、そんな「解釈力」による捉えなおしを習慣化できると、自分ができることにフォーカスするようになれ、それが説得の名案を分けていくのだと著者は述べています。(67ページより) 説得力を身につけることができれば、自分の意見を受け入れてもらえるだけでなく、周囲の人とのコミュニケーションも円滑になるはず。 しかもそうなれば相手に信頼してもらえるようになり、深い人間関係が築けるようにもなるでしょう。だからこそ本書を活用し、説得力を身に付けたいところです。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: かんき出版
印南敦史