ポルトガル北部で森林火災 近隣EU加盟国などが側面支援
セベル・ド・ボウガ、ポルトガル、9月19日 (AP) ― 数千人の消防士が9月18日、ポルトガル北部で発生した100件以上の山火事に対応するため、懸命の消火活動を続けている。 週末に発生した近年最悪の森林火災で、これまでに7人が死亡した。 ポルトガルのモンテネグロ首相は17日遅く、最も被害が大きかった地域に災害状態を宣言し、消防士や公務員を増員する権限を発動した。 同首相また、捜査当局に対し、放火犯発見への尽力を呼びかけ、被災者への支援を約束した。 欧州連合(EU)の地球観測プログラム「コペルニクス」によると、これまでに1万5000ヘクタール以上が焼失し、延べ13キロの火災前線が確認され、21万人が危機に直面しているという。 スペインは、火災対策に特化した陸軍緊急対応大隊から、240人の兵士と車両をポルトガルに派遣。フランスから4機、スペインから2機、イタリアから2機の放水機が、ポルトガルの呼びかけに応えて出動。モロッコも同様に、ポルトガルの要請に応えて、2機の放水機を派遣した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)