【DDT】12.28両国KO-Dタッグ王座決定戦を行うMAO「サウナでやることはやり尽くした。今後は他団体にも出たい」
――そのステップの先に再度KO-D無差別級王座挑戦はありますか? MAO:今年7月、両国で上野勇希とKO-D無差別級選手権試合を戦って、改めて「俺のゴールはKO-D無差別じゃないな」って思ったんですよ。 「その団体内で最強になりたい」よりも「団体内の特別な存在でありたい」と。ナンバーワンよりオンリーワンでありたいんで。別にKO-D無差別を獲って強さを証明することが自分のプロレスのゴールじゃない。 こうやって「文化としてのプロレスを楽しく続けて残していけるか」っていうところが大切。KO-D無差別級王座を獲得するより「いろんな人の記憶に刻まれる方」が、重要度が高いんですよね。 特にKO-D無差別級王座に執着して目指しているわけでもない。自ずと今年みたいに上り調子にいるうちに勝手にチャンスが巡ってきたりする。
――来年も今年と同じようにペースを崩さずに進む感じですね。 MAO:このまま走って、その先に何があるかは全くわかんないですけど。 国内の他団体にも興味がありますね。 数えてみたら世界7カ国、30プロモーション以上に出場したので、今度は国内の団体に出ることも大事かと。 DDTにいながらフリーランスのフットワークの軽さを持ちたいなって。僕、多分外に出ていくべきだと思うんですよね。 ――最近フリーになった大石真翔さんも全日本プロレスを始め、様々な団体で活躍していますね。 MAO:そうなんですよ。大石さんの血を受け継いでるので、僕も他団体で十分通用すると思っています(笑)。 (おわり)
<プロフィール> MAO(まお)1997年1月28日生まれ、宮城県大崎市出身。中学1年生の時、たまたま見たプロレスにハマってしまうと、YouTubeに「中学生プロレス」なる動画を投稿。それが髙木三四郎の目に留まったことがきっかけでDDT入団。2016年5月から大石真翔、勝俣瞬馬とアイドルユニット「NωA」で活動。2018年7月マイクベイリーとのタッグ「MOONLIGHT EXPRESS」で第65代KO-Dタッグ王者に。現在はThe37KAMIINAに所属。
取材・文/大楽聡詞