朝倉未来と斎藤裕、対談で激闘語る「まだ顔面麻痺が残ってます」(斎藤)「ヒザ蹴りでタップしそうになった」(朝倉)
RIZINで過去2回対戦したことがある朝倉未来と斎藤裕が、昨日26日、互いのYouTubeチャンネルでコラボ映像を公開し、「神コラボだ!」とファンを喜ばせている。 2人はRIZINフェザー級のライバル関係にあり、2020年11月に一度目の対戦(斎藤が判定勝ち)、21年12月31日に二度目の試合をしている(朝倉の判定勝ち)。二度目の対戦では朝倉のパンチでグラつかせる場面があったが、斎藤は「ズキッと貫通したような衝撃を受けて、まだ顔面麻痺が残っています」と明かした。 【フォト&動画】朝倉のパンチ炸裂!斎藤が顔面麻痺になった衝撃シーン!対談動画も 今回配信の2つの動画は、斎藤が東京・秋葉原にラーメン店を年内にオープンするということで朝倉のYouTubeチャンネルではラーメンを食べながらの対談、斎藤のYouTubeチャンネルでは過去2試合を2人で振り返る構成になっている。 朝倉は「同じ階級でRIZINを盛り上げてきましたが、まさかのコラボということで。まあ、僕はちょっと引退しましたけど」と挨拶すると、斎藤は思わず吹き出した。ブラジリアン柔術の話で盛り上がると朝倉が、「僕と柔術の試合をしましょう」と提案して盛り上がる場面もあった。 また斎藤がラーメンを真剣に作るシーンや2人並んでラーメンを食べる動画もあり、貴重な場面が満載となっている。ライバルがお店を出すタイミングで、しかも再生数を稼ぎそうな自分のYouTubeチャンネルで宣伝するなんて、朝倉らしい心遣いだ。 そして、斎藤のYouTubeチャンネルでは、過去2試合の対戦について振り返った。1試合目で判定勝利した斎藤は「あの時は、ここで負けたら難しい立ち位置になる大勝負でした。ここを取るか取らないかで大違いだなと思っていました」と覚悟を持って臨んでいたことを告白。敗北した朝倉は「悔しかった記憶があります。あの後、もう1ラウンドすれば勝っていたと言ってしまい炎上しました。その印象を取り戻すために、1カ月後の大晦日にドミネーター(弥益ドミネーター聡志)と戦いました」と強行スケジュールで連戦した背景を語った。 また2戦目は、朝倉が右のパンチを決めて斎藤を追い込むシーンがあったが「カウンターの右をもらって、まだ顔面麻痺が残っています。右がガチっと入って、すごいズキッと貫通したような衝撃を受けて、大分良くなりましたが見え方の感覚がおかしくなりました」と斎藤は明かした。 すると朝倉は「自分もあの試合の前に、『朝倉未来に勝ったら1000万円』という企画があって、1日3試合戦ったんですけど、2戦目くらいの時に左足の皿がかけてしまいました。だからヒザが痛いまま試合をしました。1Rで斎藤選手に壁側へ持っていかれてヒザにヒザ蹴りを入れられた時は、痛すぎてタップしようかと思いました」とカミングアウト。さらに「毎日PRP注射して治療していました」と朝倉が告白すると、「まったく気づきませんでした」と斎藤は苦笑した。 斎藤は2戦目の直前に牛久絢太郎と対戦して目の上を負傷し敗北の中での強行出場となったが、朝倉もまたケガをおしてリマッチへ臨んでいたことになる。 朝倉は、「あそこは僕らが出ないと盛り上がらなかった」と語り、斎藤が深く頷いた。最後に斎藤は「こういう選手を俺は求めていた」と最高のライバルを評価すると朝倉は「2試合ともすごく思い出に残っています。死ぬ時に思い出しそうな試合です」と振り返り、しんみりとする場面も。 そこには、激闘を繰り広げて歴史を作ってきた2人だけの空間が存在していた。今回のコラボ動画を見たユーザーは「お互いの思いが凝縮されていて泣ける」や「斎藤裕が朝倉未来に強さを与え、朝倉未来が斎藤裕に華を与えた」と深いコメントや「最後グッときたな。死ぬ時思い出すってすげえ言葉やな。どっちもかっこいい」といった称賛コメントが続々と続いた。 3回目の対戦があるとすれば柔術マッチになりそうだが、ぜひ実現してほしい!