【RIZIN】ライアン・ガルシア側マネジメントが主張 安保瑠輝也戦「開催されない」
大みそかの格闘技「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)に、早くも暗雲が垂れ込めている。 26日(日本時間27日)に米ロサンゼルスで行われた同大会の会見には、元K―1スーパーライト級王者の安保瑠輝也(29)とボクシングの元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(26=米国)が出席。ボクシングルールの69・4キロ契約で行われる2分8ラウンドのスペシャルエキシビションマッチに向け、2人は激しい舌戦を繰り広げた。 ところが…だ。会見から数時間後、ガルシアをマネジメントするゴールデンボーイプロモーションズでCEOを務める元世界6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏が自身の「X」(旧ツイッター)を更新。 ゴールデンボーイプロモーションズが、ガルシアの試合の独占的権利を所有していることを示した上で「このイベントの主催者(RIZIN FF)はそのことを認め、このイベントの開催には当社の承認が必要であることを書面で同意している。このような承認が得られていないため今日現在、ライアン・ガルシアのイベントは開催されない」と投稿したのだ。 ガルシアは今年4月のドーピング違反でボクシングの試合は1年間の出場停止処分を受けているが、RIZINの榊原信行CEOは先日の会見で「今回のエキシビションには問題ない、契約的に。オスカー・デラホーヤにも了解を取っている」と話していた。 米メディアでもこの件を報じ、「ボクシング・シーン」では「デラホーヤ氏の投稿では、ゴールデンボーイプロモーションズがこのイベントの承認を得るために何を求めているのかは詳しく述べられていない」と指摘している。デラホーヤ氏が求めるものは何なのか、今後の展開に注目が集まる。
東スポWEB