東京競馬場から見える富士山

　ドイツの地元紙「ギャロップオンライン」も21日、キングジョージ6世＆クイーンエリザベスS覇者ゴリアット（セン4、F・グラファール）がG2コンセイユドパリ賞を勝利し、ジャパンC（G1、芝2400メートル、11月24日＝東京）に参戦予定であることを伝えている。 　フランス調教馬ゴリアットはドイツの名門シュレンダーハン牧場の生産馬。近親には17年のジャパンCに参戦したギニョール（シュヴァルグランの9着）がいる。「ギャロップオンライン」はフランスメディア「ジュールドギャロ」の記事を引用する形で、関係者のレース後の反応を紹介している。 　キングジョージ6世＆クイーンエリザベスSを勝った後にゴリアットの所有権の多くを取得した米国人オーナー、ジョン・スチュワート氏はジャパンC参戦へ向け、超強気の姿勢だ。スチュワート氏は「（キングジョージで）オーギュストロダンに勝った後、私たちは彼（ゴリアット）を購入しました。信じられない勝ち方でしたね」と所有権購入の理由を語った後、ジャパンCについて、「日本の競馬はものすごく進化しています。ただ、ゴリアットは欧州最高峰の馬のレベルを日本で見せつけるでしょう。島国で、日本競馬は彼ら同士で競走しすぎています。ゴリアットは日本競馬はまだ成長の余地があることを証明しますよ。ジャパンCはどの馬がゴリアットの2着に来るのか（2着探し）だと思っています」と豪語。続けて、「競馬はまだ十分に国際的にはなっていません。競走はもっともっとグローバルになるべきです。ゴリアットは無事ならば、素晴らしいことをやってのけるでしょう。彼はまだ素晴らしいキャリアの始まりにいると信じています」と、ゴリアットの将来性にも期待を寄せている。