「えっ、飛行機に乗る前に体重を申告!?」“日本最南端”の「国内線航路」ってどんな感じ? 15年ぶりに復活した航空路線とは
波照間での過ごし方は自然の美しさにどっぷり浸かるのがお勧め
最後に今回の目的地となった波照間島の情報を、私の体験を元に少しだけお伝えします。
波照間島は八重山諸島に属し、人が住んでいる有人島としては日本最南端になる島です。 島の形状は東西に5.6km/南北に2.8kmの楕円形で、その面積は12.73km。人口は453人(2024年10月末現在)となっています。島内は公共交通機関がないため、島を巡るにはレンタカーあるいはレンタバイク、自転車を借りる必要があります。 ただ、道路は意外に勾配があるので、個人的にはレンタバイクがお勧めです。 大半が周囲を岩場とする波照間島ですが、一部には砂浜もあり、中でもぜひ訪れたいのが日本一美しいと言われる「ニシ浜」です。 “ハテルマブルー”の海が広がるビーチは波も穏やかで、透明度も抜群。周辺には特に施設もなく、この自然の美しさにどっぷり浸かってしまうのがお勧めです。 お酒好きにお勧めなのが、一時は“幻の酒”とも言われた「泡波」。今も少量生産で9割が島内で消費されてしまう貴重品です。 注意が必要なのが宿泊です。宿がそれほど多くない上に、大半が電話でしか予約を受け付けていないのです。 キャンセルの条件もまちまちなので、必ずそれを確認してから予約することをお勧めします。また、食事する店もガイドブックに記載してあっても休業していることが多々あり、あらかじめ候補を複数選んでおくと現地で慌てずに済むと思います。 とはいえ、日本最南端の波照間島はその美しさ故に、行ってみれば誰もが満足すること間違いなし。ファストフードもコンビニもなく、そんな日常をすっかり忘れさせてくれ、自然の美しさを思いっ切り堪能できるのが波照間島ならではの醍醐味と言っていいでしょう。
会田肇
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