阪神育成ドラ4・川崎 1軍で活躍し実家の漆塗りPR「父の商品が売れてくれたらうれしい」
阪神・育成ドラフト4位の川崎が、実家の漆塗りをPRする。石川県輪島市出身で、父・哲史さんは漆器店を経営。支配下登録され、1軍の舞台で活躍することで、川崎自らが宣伝マンとなる。 「自分の活躍を機に、父の商品が売れてくれたらうれしいです」 仕事場兼実家のため、小さい頃から父の仕事ぶりはよく見ていた。家庭内では輪島塗で作られた箸を使っていたという。「漆のにおいはよくしていました。父が製造して、出張販売に出かける姿もよく見ていましたね」。伝統ある家業だが、父から“継いでくれ”と言われたことはない。 「そういう言葉はかけられたことがない。父もプロになってほしいという気持ちがあったようです」 今年1月には、能登半島地震が発生し、少なからず被害を受けた。幸い、仕事に影響は出なかったものの、「新築にして2年目だったので、父はだいぶショックを受けていましたね」と振り返る。実家を元気づけるためにも、いちはやく支配下登録を勝ち取る。 【阪神選手の実家の家業】 ★大山そば店 茨城県下妻市の「そば処きぬ」。壁にはユニホームやサインを展示。 ★伊藤将牛乳店 千葉県横芝光町の「伊藤牛乳店」。店内はプチ記念館になっている。 ★湯浅精肉店 三重県尾鷲市の「ぶたふく」。コロッケ、焼豚など惣菜も扱う。 ★桐敷花農家 「花のまち」と呼ばれる埼玉県鴻巣市でパンジーなどの花と水稲を栽培。