冬の交通事故防止県民運動 12月15日から開始 積雪や凍結で交通事故増加や飲酒運転の抑止など 岩手県
冬は積雪や凍結で交通事故が増加することから、岩手県警は「冬の交通事故防止県民運動」を12月に行うとして、その取り組みの内容を11月27日に発表しました。 岩手県警は毎年実施している「冬の交通事故防止県民運動」を、2024年も岩手県内で12月15日から10日間にわたって行うと発表しました。 県警は実施の理由について、「冬は積雪や凍結により道路環境が悪化することから、交通事故が多発する恐れがあるため」としています。 今年のスローガンは「飲みません今日は私がハンドルキーパー」 忘年会などで酒を飲む機会が増える12月の飲酒運転の抑止もねらいです。 期間中の重点目標は次の4つ。 1スピードダウンの徹底 2高齢者と冬休み中の子どもの交通事故防止 3飲酒運転の根絶 4冬用タイヤの装着徹底 これらを推進するにあたり期間中は県内16の警察署が管内にある酒を提供する飲食店を訪問し、店側と来店客に飲酒運転の根絶を呼び掛ける広報活動や、県警ヘリ「ぎんが」が上空から交通違反を見つけ出し、地上の高速道路交通警察隊に情報を共有して、高速道路上の交通違反の取り締まる「いわてハイウェイガード作戦」などが行われます。 2023年までの5年間で期間中の交通事故の死者数は、2019年がなし、2020年は1人、2021年が3人、2022年が4人と増加傾向でしたが、2023年は再び死者がいませんでした。 県警交通部交通企画課の田中慎也課長補佐は「冬は学校や職場から帰宅する時間が日没と重なる時期のため、運転をする人も歩行者も、注意をしてほしい」とコメントし、冬の交通事故防止県民運動の期間だけではなく、日常から交通安全を徹底することの大切さを呼び掛けています。
岩手めんこいテレビ