カバン専門店「モリタ」が破産開始の決定 負債総額2億4000万円 東日本大震災関連倒産 岩手・一関市
岩手県一関市に本社があるカバンの専門店「モリタ」が総額2億4000万円の負債を抱え、11月18日に盛岡地裁一関支部から破産開始の決定を受けていたことが分かりました。 東京商工リサーチ盛岡支店によりますと「モリタ」は11月18日に盛岡地裁一関支部から破産開始の決定を受けました。 負債総額は2億4000万円にのぼっています。 「モリタ」は前身の「盛田カバン専門店」として1962年創業、2000年に社名を「モリタ」に変更し岩手・宮城・山形・福島に出店していました。 ピーク時の1996年は10店舗を運営、売上高は14億7600万円を計上。 しかし競合激化やインターネット販売の普及などで減収基調をたどったことに加え2011年の東日本大震災では4店舗が被災し休業を余儀なくされました。 その後も売上は減少し続け2023年5月期の売上は1億円・当期損失は500万円と赤字が続き、この時点で1億7000万円の債務超過に陥っていました。 このため2024年6月に全店舗を閉鎖し今回の法的手続きに至りました。 岩手県内の東日本大震災関連の倒産は2024年度は初めてで累計では94社目となります。
岩手めんこいテレビ