酒気帯びで自転車運転疑い、男逮捕 基準の7倍検出 都内の逮捕は初
自転車で飲酒運転したとして、警視庁が無職の40代の男性=東京都江東区=を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で4日に現行犯逮捕していたことが捜査関係者への取材で分かった。11月1日の改正道交法施行で自転車の酒気帯び運転が罰則付きの違反となって以降、都内での逮捕は初めて。 男性からは、呼気1リットルあたり基準値の7倍にあたる1・05ミリグラムのアルコールが検出されたという。 逮捕容疑は4日午後7時半ごろ、東京都台東区駒形1丁目の道路で、酒気を帯びた状態で自転車を運転したというもの。男性の自転車が駐車中のタクシーにぶつかり、男性が逃げようとしたため、運転手が110番通報した。運転手や客にけがはなかったという。 捜査関係者によると、男性は「自宅で缶チューハイを4本飲んだ。厳罰化されたのは薄々知っていたが、自分はお酒を飲んでも事故は起こさないと安易に考えてしまった」などと話しているという。(三井新)
朝日新聞社