【決算おさらい】ファストリなど国内アパレル関連大手15社の注目トピックを解説
ワークマン(2024年3月期):1326億円
営業総収入:1326億5100万円(前期比3.4%増) 営業利益:231億4200万円(同4.0%減) 当期純利益:159億8600万円(同4.0%減) <主なトピック> ・暖冬による冬物商品の低迷や物価上昇による買い控えなどが要因となり計画未達。2年連続の減益に。 ・靴下やインナーウェアなどの共通商材が前期比8.3%増と伸長。2023年3月期で業績を牽引したアスレジャー向け商材は、アウトドア需要の落ち込みなどにより伸び率が鈍化。 ・「#ワークマン女子」全体では増収も、既存店売上が初めてマイナスに。 ・インフルエンサー 「サリーさん」こと濱屋理沙を社外取締役に任命。 ・作業服を扱わない新業態「Workman Colors」1号店が銀座にオープン。 <今期の注目> ・上期から定番品を含む一部商品の値上げを実施。値上げ幅は約3%程度。 ・賃上げを実施。2025年3月期の正社員、契約社員の賃金を平均5.1%引き上げる。 ・ロードサイドを中心に「#ワークマン女子」の出店を推進。また、不採算店舗から「ワークマンプラス」店舗への業態転換を進める。 ・通期計画では、営業総収入で前期比4.5%増の1385億6400万円、営業利益で同2.1%増の236億3200万円と増収増益を見込む。 2025年3月期通期業績予想 営業総収入:1385億7600万円(前期比4.5%増) 営業利益:236億3200万円(同2.1%増) 当期純利益:163億2500万円(同2.1%増)
マッシュホールディングス(2023年8月期):1134億円
売上高:1134億円(前期比11%増) 営業利益:非開示(黒字は確保) ※非上場企業のためその他の詳細は非開示 <主なトピック> ・2021年8月期から3期連続の増収増益を達成。 ・「ジェラート ピケ(gelato pique)」「スナイデル(SNIDEL)」「ミラ オーウェン(Mila Owen)」など全ての主力ブランドが前年実績を上回って着地。 ・「ジェラート ピケ」の新業態「ジェラート ピケ スリープ(gelato pique Sleep)」「ジェラート ピケ キャット&ドッグ(GELATO PIQUE CAT&DOG)」が成長。 ・マッシュビューティーラボの社長が交代。 <今期の注目> ・メンズブランドに引き続き注力。2年以内にカテゴリー総売上100億円へ。 ・海外で品切れが多々見受けられることから、生産数を増やして販売ロス削減を目指す。 ・世界で唯一となる「セサミストリート(Sesame Street)」オフィシャルストアを池袋にオープン。オープンから約1ヶ月で売上1億円を突破。 2024年8月期通期業績予想 営業総収入:1230億円(前期比8%増) その他の詳細は非開示