阪神2軍 秋山の快挙達成に和田2軍監督「最後の姿を選手たちは食い入るように見てほしい」
「ウエスタン、広島5-4阪神」(20日、由宇球場) 阪神はあと一歩が出ず1点差の悔しい敗戦となった。 【写真】藤田とグータッチを交わす秋山 先発の秋山が3回3安打無失点でファーム通算1000イニングの快挙を成し遂げた。試合前まで残り2回2/3。記念すべき1000イニング目到達は野口の好守によって達成された。 打線は二回の先制点で勢いに乗り、四回無死一、二塁から高寺の右中間への2点三塁打などで一挙3得点。この日高寺は15日のウエスタン・くふうハヤテ戦以来となるマルチ安打でリーグトップの安打数を111に伸ばした。 ただ2点リードの七回。岩貞が連打と四球で同点を許し、同点で迎えた八回に岩田が粘れず1失点。決勝点を献上する形となった。 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。 -中継ぎが相手打線に捕まったが打線は粘りを見せた。 「粘れたというか、やっぱり取れるところで追加点が取れなかったのが、最後苦しくしてしまったね」 -下位打線からつながって高寺がいい場面で打てた。 「うん。望夢はずっと状態がいいんで、それがそのまま出たという打席だったよね。その後に取れて、追加点を取れないっていうところで最後はちょっと苦しくなったな」 -松原は1点取られた後だが満塁をしのいだ。 「あれが同点、リードしてる時にああいうピッチングができるようになってきたら力もついてくるだろうし。ただもう出た場面でしっかり抑えるっていうのが仕事なんで。今日はもう本当に走者を背負いながらしっかり抑えられたんでね。誰が行っても満塁はしんどい場面だけど、今日は良かったと思う」 -先発の秋山がファーム1000イニングを達成。 「これも本当積み重ねだと思うんでね。その中で野手もなんとかいい状態で、今日は3イニング決まってたから。その投げる間はしっかり守ろうというところで、野口の送球2つね、いいものがあったし。秋山も先頭打者を出しながら、そのあとはしっかり粘り強く投げて0で抑えるっていうところはやっぱりさすがだよね。そういうピッチングをここにいる投手陣は見習っていかないといけないし。早い(球)だけじゃなくていろんなものを使えるというもの(投球)を、秋山は見せてくれてきたんでね。そういういいところはしっかり見習って、今後のピッチングに生かしていってほしいよね」 -24日のラスト登板でも姿勢も含めて見せてほしい。 「いや、もちろん見せてくれると思うし、それはもう最後の姿を選手たちはね、(目に)焼き付けたらいいと思うし。それで今後の野球人生にも生かしていけるように、もう本当に食い入るように見てほしい」 -明日の先発は。 「茨木」