箱根駅伝 2大会連続の総合優勝を狙う青学大 山下りの6区で野村昭夢が区間記録を30秒更新する56分47秒で快走
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場-東京・大手町=109.6キロ)2年連続7度目の往路優勝を飾った青学大は6区、前回区間2位の野村昭夢(4年)が区間新記録を打ち立てた。2020年に東海大・館沢亨次が樹立した57分17秒を30秒上回る、56分47秒で快走し、小田原中継所で7区・白石光星(4年)にタスキを渡した。 芦ノ湖で2位・中大とは1分47秒差でスタートしたが、開始早々アクセル全開で山を下って行った。5.1キロの芦之湯地点で中大との差を2分7秒とすると、9.1キロの小涌園地点を区間記録ペースの26分3秒で通過。その後もぐんぐんスピードに乗る。 箱根湯本の駅から運営管理車から原監督の「いけるいける。大丈夫大丈夫」との檄を受けると手を挙げて応えて力走。残り300メートル付近でフレッシュグリーンのタスキに手をかけ、そのまま突き進み、金字塔を打ち立てた。 歴史的な記録に野村は、日本テレビの中継インタビューで「1年間56分台を目標にしていたのでよかった。本当にきつくて何回も諦めかけたが、沿道の方が『56分台いけるよ』と教えてので最後まで走り切ることができました」と充実した表情を見せた。