誕生日プレゼントは100均、ハンバーガーセットは半分こ…シンママが涙した切ない理由
夜6時頃、学校で地区の夏祭りがあったときに、仕事が遅くなって一緒に行ってあげられませんでした。子どもたちそれぞれに500円ずつ渡したんですけど、2人ともめだか釣りを1回やっただけでなくなってしまったみたいで。今はそういうのも高いんですね。あとはほかの子が色々やっているのを見ていたって。 ● タブレットでの通信教育に 奮発して出している4000円 長男が学童で将棋を習って好きになったんです。そしたら、ファミリーサポートの方が「公民館で年間500円だけ払ったら将棋ができますよ」と教えてくれて。 それで、今は3人で月に2回、バスで20分くらいの場所にある公民館まで行っています。日曜日の午前中です。地域のおじいちゃんが子どもたちに将棋を教えてくれています。 私がなかなか勉強を教えられないので、タブレットでできる通信教育みたいなものには入りました。仕事から帰って、急いでご飯をだーっとつくって、子どもに食べさせて、お風呂に入れて、寝かせてっていう、そういう毎日で。 離婚をして、子どもたちに申し訳ない気持ちがずっとありました。通信教育は月に4000円くらいです。普段の生活を切り詰めながら、ちょっと奮発して払っています。ただ、2人分は経済的にキツいので、長男だけになってしまっています。
――勉強のほうはどうですか。 2人とも国語が得意ではなくて。特に下の子がもう2年生なのにまだカタカナもよくわからないんです。漢字はもう全然で。学校の先生にも相談したんですけど、障害があるのかもしれません。それぐらい書いたり読んだりというのが苦手です。 「普通の親」だったら、勉強をずっと見てあげたりとか、どこかに通わせたりとかができるかもしれないですが、なかなかできなくて。 ● スポーツもキャンプも 子どもたちが値段を気にする ――子どもたちから「こんなことをやってみたい」と言われたことはありますか。 我慢してるのかなと思います。学校からサッカーとか野球のチームのチラシが配られるんですけど、「やりたい?」と聞くと、「いいよ、やりたくない」って言うんです。「テレビで見るのが好きだから」って。チラシに料金も書いてあるので、それが理由かなと思ったり。 2人とも勉強は苦手だけど、体を動かすことは好きなので、スポーツをやったらきっといいんだろうなと思います。クラスでやっている子もいるみたいです。