伝統に挑みながら和傘文化を守り続ける「仐日和」
ー今後どのような傘を作っていきたいですか? 仐日和を始めたときから掲げている、「年齢や性別、服装を問わない和傘」をこれからも作り続け、より充実したラインナップにしていきたいです。 また、今年子どもが生まれたこともあり、子どもたちにも和傘に触れてもらう機会を増やしたいと思っています。節句や七五三、成人式などの撮影用の和傘はもちろん、実際に使ってもらえるような和傘を考えていきたいです。子どもの頃から大人になるまで、長く使ってもらえる和傘を作ることができたらうれしいです。 職人たちが江戸時代から守り続けてきた岐阜和傘。その伝統を引き継ぐ河合さんは、大切なバトンをしっかりと握りながら、どんな人でも使える和傘の制作や職人という仕事のあり方を再定義するなど、これまでの既成概念を打ち破る挑戦を続けている。岐阜の地から、和傘と伝統文化の世界に新しい風が吹き込まれている。