歳末恒例「托鉢寒行」 三千院の僧侶ら 京都・大原
京都・大原の三千院の僧侶らが家々を回って家内安全などを祈願する歳末恒例の「托鉢寒行」が行われました。三千院の托鉢寒行は、天台宗の全国一斉托鉢の一環として毎年寒さが厳しくなるこの時期に行われます。22日午前9時すぎ、開門と同時に小堀光實門主を先頭に笠をかぶった僧侶らの一団が托鉢に出発しました。門前の土産物店や飲食店を訪れてた小堀門主が「一年間ありがとうございました」と感謝のことばを述べると、応対した人たちは用意した浄財を手渡していました。朝から冷たい雨が降る中、僧侶らは手分けして大原の里を巡り、浄財を集めながら家々の家内安全や無病息災を祈願しました。集まった浄財は、関係機関を通じて救援活動などの支援に役立てられます。