石破首相“戦後最短”午後に衆院解散 自民は“裏金議員”12人を非公認に【中継】
石破首相は9日午後、衆議院の解散に踏み切ります。解散に先立ち、自民党はいわゆる裏金議員あわせて12人を、非公認とすることを決めました。 国会内から中継です。 石破首相は、戦後最短となる、首相就任から8日で衆議院の解散に踏み切ります。 一方、自民党は解散当日の9日まで、非公認議員の調整に追われました。 石破首相 「本日衆議院を解散いたします。私どもがこの選挙で勝ちますことが、日本国のためである、そのような確信のもと、有権者に真摯に向き合い、誠実にこの選挙を戦ってまいりたいと思います」 自民党は9日朝も、いわゆる裏金議員の公認問題をめぐって協議を続け、これまで非公認で調整していた旧安倍派幹部の萩生田光一氏ら6人に加え、菅家一郎氏、中根一幸氏、小田原潔氏、細田健一氏、越智隆雄氏、今村洋史氏の6人のあわせて12人を非公認とすることを決めました。 一方、いわゆる裏金議員ら34人には公認を出しましたが、重複立候補を認めないため、比例代表では追加で女性や若者の擁立を積極的に進めます。 ──きょう午後、衆議院が解散されますが、十分な論戦は行われたのでしょうか? 国会ではこの後、解散に先立って、石破首相としては初めてとなる党首討論が行われます。 党首討論は通常よりも長い80分間行われ、立憲民主党からは野田代表が質問に立ちます。 石破首相としては、8日までの代表質問と9日の党首討論で論戦が行われたとの考えですが、野党側は反発しています。 立憲民主党 小川幹事長 「極めて不本意、不謹慎、国民に対して不誠実だと考えております。私どもとしては、本当にきょう国会を閉じていいのかと。裏金をふたをして逃げ切り、そして幕引きをはかる、とても許されることではありませんから」 衆議院は、午後3時半から開かれる本会議で解散されます。 そして衆院選は、今月15日公示、27日投開票の日程で行われる運びで、解散から投開票日まで18日しかない「超短期決戦」となります。 今回の選挙を政権選択の選挙と位置付ける構えの石破首相。早期解散の決断は吉と出るのか、凶と出るのか。 与野党による選挙戦が、事実上スタートします。