チームによっては主力級? 巨人の現役ドラフト注目選手6人
日本野球機構(NPB)は12月8日、2023年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での活躍が期待される。今回は、現役ドラフトで特に注目したい読売ジャイアンツの選手を紹介する。
髙橋優貴
投打:左投左打 身長/体重:178cm/82kg 生年月日:1997年2月1日 経歴:東海大菅生高 – 八戸学院大 ドラフト:2018年ドラフト1位 ドラフト1位で入団したものの、正念場に立たされているのが髙橋優貴である。 東海大菅生高校から八戸学院大学に進学した髙橋。北東北大学野球リーグの新記録となる通算301奪三振を奪うなど圧倒的な成績を残し、2018年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した。 プロ1年目から先発ローテーションを守り、5勝7敗、防御率3.19をマーク。しかし翌年は、けがの影響で8試合の登板に終わった。 2021年には11勝、防御率3.39と好成績を残し投手陣を牽引。覚醒の兆しを見せたが、翌年はまたも故障で10試合の登板に留まり、オフに育成契約となった。 今季はファームで好投を続けて支配下復帰を果たしたが、1軍では白星なしと復活した姿を見せることはできなかった。 首脳陣やフロントの判断次第では、現役ドラフトにおける他球団移籍の可能性もあるだろう。
松原聖弥
投打:右投左打 身長/体重:173cm/74kg 生年月日:1995年1月26日 経歴:仙台育英高 – 明星大 ドラフト:2016年育成選手ドラフト5位 一時はレギュラー定着が見えていた松原聖弥。復活への期待は大きいが、松原もまた現役ドラフト候補の一人と言えるだろう。 仙台育英高校で最後の夏はベンチ外で終わる悔しさを胸に、明星大学に進学。読売ジャイアンツから育成5位指名を受け、同大学初となるプロ入りを実現した。 プロ入り後は2軍・3軍で結果を残し、2018年7月に支配下契約を掴み取った。 2020年は86試合出場で打率.263(規定未満)を記録すると、2021年は外野のレギュラーの座に定着。135試合に出場し、打率.274・12本塁打・15盗塁と躍動した。 さらなる飛躍が期待された2022年だったが、50試合出場にとどまり、打率.113と前年から大きく数字を落としてしまった。 今季も21試合出場で無安打に終わる悔しいシーズンとなった松原。いま一度、巨人で輝きを放つことができるのか、あるいは他球団に移籍となるのか注目だ。