カーボンファイバー製のボンネットとフェンダーを纏った「アウディ RS 6 GT」世界660台のパンチの効いたスペシャルモデル登場!
サイドスカートのカーボンファイバー製インサートと、カーボンファイバー製ミラーキャップは標準装備。「RS 6 GT」では初めて、ルーフレールが省略されている。一見地味に聞こえるが、実際に見ると明らかな違いがあり、「GT」のシルエットをよりスポーティでスマートなものにしている。
リアに向かって、ルーフは「GTOコンセプト」とほぼ同じダブルウィングへとテーパーしている。トランクリッドも、追加エレメントによって視覚的に低くなっている。ディフューザーは曲線が少なくなり、中央にリフレクターを備えている。
楕円形の2本のテールパイプがリアに残っているのは、少々残念だ。「GTOコンセプト」の華麗な側方排気は、残念ながら不採用となった。
GTOコンセプトほど過激ではない
インテリアにもいくつかの妥協が必要だった。リヤベンチシートのないファミリーエステートカーに、フルケージと左右独立したカーボンファイバー製バケットシートを装備するのは、おそらくほとんどのアウディの顧客にとって少し過激すぎるだろう。そこで、インゴルシュタットに本拠を置くアウディは、「GT」から実用的な能力を奪うのではなく、インテリアによりスポーティさとエクスクルーシブさを与えることにした。
ダッシュボード、ドアパネル、ステアリングホイール、ルーフライニング、トリムストリップに至るまで、ダイナミカが多用され(アルカンターラは不使用)、赤と銅色のステッチがスタイリッシュなアクセントとなっている。 しかし、真のハイライトはRSバケットシートで、これは「RS 3」などの他のモデルでおなじみのものだが、「RS 6 GT」のために特別に改良されたものだ。赤いキルティングのハニカムパターンに加え、ヘッドレストの下には「RS 6 GT」のレタリングが施されている。 アウディが「C8」世代の「RS 6」に純正バケットシートを設定するのは初めてのことだ。しかも、このシートは実によくできていて、横方向へのサポートが十分で、快適性もそこそこ高い。
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