F1第23戦が11月29日に開幕、残り2戦、マクラーレンのタイトル獲得なるか【カタールGP プレビュー】
【参考】2024年F1コンストラクターズランキング(第22戦終了時)
1位 マクラーレン 608 2位 フェラーリ 584 3位 レッドブル 555 4位 メルセデス 425 5位 アストンマーティン 86 6位 ハース 50 7位 アルピーヌ 49 8位 RB 46
【参考】2024年F1ドライバーズランキング(第22戦終了時)
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 403 2位 4 L.ノリス(マクラーレン)340 3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)319 4位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)268 5位 55 C.サインツ(フェラーリ)259 6位 63 G.ラッセル(メルセデス)217 7位 44 L.ハミルトン(メルセデス)208 8位 11 S.ペレス(レッドブル)152 ───────────── 11位 22 角田裕毅(RB)30
中高速コーナーが多く、 タイヤに厳しいサーキット
では、カタールGPが行われるロサイル・インターナショナル・サーキット(Lusail International Circuit)はどんなコースだろうか。 ロサイル・サーキットは、カタールの首都ドーハから北へ約35km、砂漠の中に位置するレーシングコース。海が近く、風があることから、砂が吹き込みやすく、路面はほこりっぽく、グリップは低い。ただ今年はFIA-F2、F1アカデミー選手権がサポートレースとして開催されるので、セッションをとおして、路面の進化が期待できそうだ。 コースは1周5.419kmのコースを時計回りに16のコーナー(左コーナー6、右コーナー10)が配置され、メインストレートは1068mと長く、その後のターン1が最大のオーバーテイクポイントとなる。全体的には中高速コーナーが多く、 タイヤに厳しいサーキットと言える。また、16コーナーのうち11が右コーナーであることから、とくに左フロントにストレスが加わる。 日中の気温が高いためセッションは夕刻よりスタートするが、それでも夕刻に行われるセッションとナイトセッションの路面温度の変化が大きく、その違いをどう読むかも重要なポイントになる。決勝は現地時間19時にスタートするナイトレースとなるが、昨年よりも2カ月近く遅い開催で、気候がどれほど変わるのかも興味深い。 またチームにとってのもうひとつの課題は、今回のカタールGPがスプリントフォーマットで行われること。チームは金曜日のまだ気温の下がらない時間帯のわずか1時間のフリー走行で、セットアップを決定し、ロングランでのタイヤを判断しなければならない。スプリント予選→スプリント→予選にどのように挑んで行くのか、チームの戦略が分かれそうだ。