今回もあるか? 五輪後に欧州に旅立った日本人選手6人。欧州で成功を収めた新旧日本代表の主力たちも
MF:松井大輔(まつい・だいすけ) 生年月日:1981年5月11日 移籍先:京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)→ル・マン(フランス) 移籍日:2004年9月1日(アテネ五輪後) 2004年夏に開催されたアテネ五輪で背番号10を背負ったのが松井大輔だった。松井は五輪の前年にあたる2003年にA代表デビューを飾っており、期待値の高さは大久保嘉人らアテネ五輪世代の選手の中でも随一のものがあった。 アテネ五輪ではU-23パラグアイ代表とU-23イタリア代表に連敗を喫したことでグループリーグ敗退となったが、大会終了後の9月1日にリーグ・ドゥ(フランス2部相当)に所属していたル・マンへと期限付き移籍を果たす。セットプレーのキッカーを任されるなどすぐに主力へと定着し、見事加入初年度にクラブをリーグ・アン昇格へと導いた。 2005年夏にル・マンに完全移籍すると、リーグ・アンのアシストランキングで3位となる8アシストを記録。その後もASサンテティエンヌやグルノーブル・フット38などフランスのクラブを渡り歩き、リーグ・アンでの出場試合数(148試合)、得点数(17得点)、アシスト数(25アシスト)は日本人歴代最多記録である。 結果的に松井は日本を含めて6つの国のリーグでプレーし、2024年に現役引退を表明。キャリアの終盤にはフットサルとサッカーの二刀流をこなすなど、サッカー選手のキャリアに新たな形を示した。
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