ソシエダ、オヤルサバルの待望初ゴールで今季3勝目!! 代表明けの久保建英は途中出場で“ELシフト”か
[10.19 ラ・リーガ第10節 ジローナ 0-1 ソシエダ] ラ・リーガは19日、第10節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダがジローナを1-0で破った。直近3試合負けなし(1勝2分)と復調傾向にあった中、昨季3位躍進を遂げた相手から今季3勝目を記録。日本代表活動明けの久保はミッドウィークのUEFAヨーロッパリーグ(EL)を視野に入れてか、4試合ぶりのベンチスタートとなったが、後半20分からの途中出場で切れ味のある縦突破を見せた。 【写真】「昇天した」「救急車で運ばれちゃう」伊東純也のモデル顔負けショットに大反響…久保建英らも脱帽 10月の国際Aマッチウィーク明けのラ・リーガ再開戦。ソシエダは各国のA代表に久保を含めた10人を輩出した上、世代別スペイン代表にも4人が選出され、リーグで最も多い14人が中断期間中にチームを離れる異例の事態となったが、先発に代表選手8人を起用し、主力中心のメンバー編成で敵地に挑んだ。 代表招集の影響で中断期間中には満足にチーム練習を積めなかったソシエダだが、この日は昨季3位のジローナに対し、序盤から優勢に試合を展開。アイスランド代表のFWオーリ・オスカールソンが立て続けに決定機を逃す場面もあったが、冷静にボールを握りながら試合を進め、前半のうちに試合を動かした。 前半44分、低い位置でFWミケル・オヤルサバルがFWアルノー・ダンジュマからボールを奪い、オヤルサバルが自ら持ち上がってカウンターの先陣を切ると、左サイドへのパスからFWアンデル・バレネチェアが縦突破。うまく相手の間合いを外し、右足でクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだオヤルサバルがヘディングで押し込んだ。 エースのオヤルサバルはこれが待望の今季初ゴール。今年夏のEURO2024(欧州選手権)決勝でスペインを優勝に導く劇的な決勝ゴールを決めた後、オフ明けの今季開幕後はプレーに精彩を欠く時期が続いていたが、完全復活を印象付ける一発となった。 その後もソシエダは優勢のまま時間を進め、後半20分に1トップのオスカールソンに代わって久保が途中出場。右ウイングで先発していたオヤルサバルが1トップに回った。この日の久保はリスクを避けたプレー選択が目立ったが、相手が中央を締めてきた場面では持ち前の縦突破も披露。24日のELマッカビ・テルアビブ戦で今季EL初先発が見込まれる中、上々のコンディションを見せていた。 最後は久保が果敢な守備から長い距離を持ち運んでシュートで終わり、その直後に試合はタイムアップ。ソシエダが序盤の不調を脱却し、今季3勝目を手にした。