不倫ドロ沼離婚でドン底から再起した42歳シングルマザーがコンテストで活躍「身体を動かすとポジティブになれる」
「6年前、元夫の不倫からの離婚でどん底に落ち、毎日仕事と子育てに追われて生きている実感がない苦しい日々を送っていました。そのとき、筋トレをしている妹からの『身体を動かしてみたら少し楽になるかも』というアドバイスで、とりあえず歳も歳だしと思いパーソナルに通いはじめました。そこでピラティスと出会い資格を取得しました」 【写真】鎌田春奈さんの健康的なスマートボディ一覧
7/11(月・祝)、年齢別ボディコンテスト、ベストボディ・ジャパン主催のモデルジャパン静岡・浜松大会2024にて、健康的な痩身を競うモデルジャパン部門ウーマンズクラス(40~49歳)で3位の上位入賞を果たした、鎌田春奈(かまた・はるな/42)さん。美しい身体をつくりあげた方法と、秘めた想いとは。 「トレーニングは基本的に宅トレです。子どもたちとの時間を少しでも長くとるため、ホームジムをつくりました。マット、バーベル、チンニング台など基礎的な設備ですね」 「私はトレーニングに対しても食事に対しても、整った日常生活の少しずつの積み重ねが大事だと思っています。ピラティストレーナーとして顧客の方に指導する際も、『毎日、ジムに来なくても歩くときは姿勢を意識して歩くとか、『歩く・立つ・座るといった動作を気づいたら少し正してみよう』とお伝えしています。それだけで意識が変わります」 食事も、細かい栄養管理や計算をせず、プロテインも飲まない。ただ、日本古来の和食に「まごわやさしい(豆類・種実類・海藻類・野菜類・魚類・きのこ類・いも類)」をメインに組んだメニューを食べているだけだと語った。 「家族も同じものを食べられる、不自然なストイックさを求めない、“健康的な心身になること”が一番の美しさだと思っています。焼き魚、大豆、旬のものが好きでよく取り入れているほか、ピザやパン、パスタなどのグルテンは基本的にご褒美として食べます」 トレーニングでの身体作りは、身体の歪みを整えることを第一にしたという。 「初めて大会に出たとき、周囲と見比べて自分の身体の歪みに気づいて愕然としたんですね。猫背、O脚など身体のあちこちが歪んでるのにそれまで全く気づいていませんでした。そんな身体で大会に出てしまったという恥ずかしさで、逆に『もうこれ以上の恥はない。開き直ってバネにして頑張ろう』と思いました」 ピラティスリフォーマー(ピラティス専用のマシン)で整えながらのトレーニングを重ね、日常生活でも姿勢を意識、現在はかなり改善されたという。
「トレーニングを通して得た一番のものは、身体の変化もそうですが『精神の安定』だと思います。同じような境遇で苦しまれている方に、身体を動かし整えることは、こころの痛みを和らげて前を向くのにすごく役に立つとお伝えしたいです。色々ありましたが(笑)、今はとても楽しく毎日を過ごしています。これからも自分のペースでボディメイク・ポジティブメンタルに取り組んでいきます」
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代