【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
大物落選も
スナク首相率いる英与党・保守党は、来月の総選挙で現有議席の3分の2余りを失う方向だ。各選挙区の情勢を分析した最新の調査では、大物の落選が相次ぐ可能性も示唆された。市場調査会社イプソスによると、英下院(定数650)選挙で保守党の獲得議席数は115と、前回選挙が行われた2019年の365から大幅に減る見通し。最大野党・労働党は現有議席の73%増に相当する453議席を獲得する勢い。その通りの結果となれば、労働党にとってはブレア元首相が率いた1997年の勝利も色あせるほどの歴史的大勝となる。
金利高止まり重し
米住宅建設業者のセンチメントを示す住宅市場指数は6月に43と、予想外に低下し年初来の低水準となった。高止まりする住宅ローン金利が購入予定者の買い意欲をそいでおり、需要見通しが悪化した。販売見通し指数は低下が続き、購買見込み客足指数および現況指数ともに今年最も低い水準となった。また、今月住宅価格を引き下げたと回答した建設業者の割合は29%で、1月以来の大きさとなった。一方、先週の30年物住宅ローン金利は3月以降で初めて7%を下回った。
その他の注目ニュース
ECBの規制監督で銀行の不満再燃、レバレッジド融資の調査が引き金
世代交代進む日本のCEO、ガバナンスに新風-株主との距離にも変化
米国株売却か名称変更か、欧州ファンドに圧力-ESGラベル新規則で
【今朝の5本】が毎日メールで届きます。登録はこちら
(c)2024 Bloomberg L.P.
Rumi Shiohara