出走回数1位は年間15走!? JRA珍リーディング
24年末にJRAの各種リーディングが発表されたが、ここでは少し違った視点から「珍リーディング」を紹介したい。 【写真】バーンパッションこれまでの軌跡 まずは出走回数から。有馬記念ウイークを終えた時点で8頭が14走で並んでいたが、その中で唯一最終週に出走したバーンパッション(牡7、美浦・天間昭一厩舎)が15走で制した。年明けから2勝クラスの芝で苦戦が続いていたが、夏場の障害転向が大正解。5着→3着→2着→2着→2着と安定した走りを続けると、最終週に待望の障害初勝利を手にした。 2位は14走で7頭が並んだが、その中ではジョーメッドヴィン(牡3、栗東・清水久詞厩舎)を取り上げたい。5月を除いて毎月出走。それでいて2勝、2着3回、3着5回と堅実な成績を残したのは立派だ。 続いては1番人気での出走回数だ。こちらは8戦でテーオードラッカー(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)が制した。全9戦中8戦で1番人気、しかも単勝オッズは1倍台が4回とファンの信頼を集めたが、1勝止まりだった。次走こそは待望の2勝目といきたい。 最後に1番人気限定の騎手リーディングを見たい。こちらはC.ルメール騎手が138勝で断トツ。全176勝の約78%を1番人気で挙げた。以下、2位が川田将雅騎手、3位が戸崎圭太騎手、4位が坂井瑠星騎手で、ここまでは通常のリーディングと同じ結果だった。また、ルーキーの高杉吏麒騎手の安定感も光った。1番人気の騎乗回数が20回以上の騎手に限ると、勝率の52.2%、単勝回収率の136%はともにトップ。本命党のファンにとっては頼もしいジョッキーといえそうだ。