“黒いビーチ”やトレイルコースも! カジノもいいけどマカオは「八景」 を巡る旅が意外と楽しい
#291 Hac Sa Beachハクサビーチ(マカオ)
マカオのイメージといえば、カジノ。カジノ収益が世界一だったこともある、ラスベガスと肩を並べる、“世界の二強”です。 【画像】龍の爪に似ていることから、名づけられた龍爪角(ロンチャオコック)。 連日連夜、光と音にあふれる華やかなマカオ。今宵、ゲーム台に向き合う人の中には、一夜にして一攫千金の夢を叶える幸運者もいることでしょう。 マカオは、もともとはマカオ半島と、タイパ島とコロアン島の2つの島からなっていました。 タイパ島とコロアン島の間を埋め立てたのが、今、ホットなカジノ・エリアのコタイ。 コタイストリップ(路氹金光大道)沿いには、贅を競うようにスケールの大きなIR(統合型リゾート)がずらり。 パリやロンドン、ヴェネツィアなど世界の人気都市をテーマにしたIRもあり、通りを隔ててパリのエッフェル塔やロンドンのビッグベンがそびえていたりもします。
真っ赤な電話ボックス、アビーロード…再現が忠実!
しかも子供だましではなく、各都市の名所や名物が忠実に再現されているのが、面白いところ。ここはひとつ、その世界観に没入して楽しむのが正解でしょう。 たとえば、2021年に開業した「ザ ロンドナー マカオ」。その名のとおり、時空を超えてロンドン気分が味わえます。 エントランスには二階建てバスやブラックキャブがスタンバイし、館内に一歩入ればアトリウム式ロビーの“クリスタルパレス”でヘンリー8世とエリザベス1世の像が迎えます。そしてここではバッキンガム宮殿名物の衛兵交代式も。 600室はすべてスイートルームの豪華版。最上部の2フロアには、ホテルのアンバサダーであるデビッド・ベッカムがデザインしたエグゼクティブルームもあります。 アリスのティーパーティーをイメージした巨大カップや、真っ赤な電話ボックス、アビーロードなど、SNS映えしそうなスポットがそこここに。そして流れるBGMもワム! やビートルズなど、英国の曲だったりします。 ロンドンに行ったことのある人も、隠れキャラを探すように再現部分を探すのも楽しいかも。