賀詞交換会 特殊鋼倶楽部400人出席 競争力強化取り組む
特殊鋼倶楽部は7日、東京都千代田区のホテルニューオータニで賀詞交歓会を開催し、約400人が出席した。あいさつに立った清水哲也会長(大同特殊鋼社長)は国内外情勢などに触れた後、「特殊鋼は『先端技術の融合体』であり、特殊鋼産業が人々の生活を支えている。ただ、需要面では国内市場の縮小・構造変化、供給面では製造コストの増大、海外特殊鋼メーカーや他素材との競合激化など厳しい状況にある。特殊鋼業界が発展し続けるためには、既存製品分野の技術力・製品品質をさらに高度化すること、加えて航空宇宙分野や海洋分野、エネルギー分野など需要拡大が見込まれる領域に向けた研究開発、技術開発を推進することも極めて重要になる。また人材の確保・育成も継続的に取り組む必要がある」と強調した。