バレー・リオ五輪に懸ける思い~宮下遥、佐藤あり紗ら
佐藤あり紗
昨年、引退を考えていましたが、チームの指導者や今までお世話になった恩師に相談して、もう一度バレーボールを続ける考えになれて、こうして日の丸をつけて五輪に出られることをうれしく思いますし、話を聞いていただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。 OQTでは調子の波がすごくあって五輪メンバーに選ばれるかすごく不安でしたが、五輪に挑戦させてもらえるチャンスをいただいて、(同じリベロの)丸山(亜季)選手もそうですが、今まで一緒にやってきた代表外の選手の思いも一緒に覚悟を持って五輪に臨みたいです。 東北福祉大の佐藤伊知子先生から「五輪に出たら人生変わるよ」「スポーツ選手として五輪に出ることはとても光栄なことだよ」と言っていただいていて。その後、バレーを引退しようと思って全日本も断ってしまったのですが、その先生の言葉がずっと頭から離れずにあって、やろう、続けようと思えたきっかけの一つです。 サーブレシーブを自分の課題にしていますが、アナリストの方に映像を編集してもらって佐野(優子)さんのサーブレシーブを見て勉強しています。五輪では自分らしさというか、自分ができることを精いっぱいできればいいなと思います。つなぎの面でオーバートスが得意なので、2段になってもセッターと同じような球質のトスを上げて、ピンチを点数につなげられるプレーができればいいなと思います。サーブレシーブの面で沙織(木村)さんとよく話しをしますが、沙織さんは普段はすごくかわいらしいけど、コートの中でもかわいいけど、すごく頼りになります。 4年前までは五輪に自分が出るなんて全然想像もしていなかったので、五輪に出られるチャンスをいただけて、今度はもっといい色のメダルが取れたらいいなと思います。 地元宮城で壮行会を開いていただいて、宮城県の方々には特に支えていただいて、かわいがっていただいてきたので、そういう方々に感謝の気持ちを表せるのは、五輪の舞台で自分が活躍することだと思います。今まで勇気や元気を与えてもらっていたので、今後は私が皆さんにしてもらったこと以上のことをして恩返しできたらいいなと思います。