《パラグアイ》中谷駐パラグアイ全権大使に聞く=知られざる〝超〟親日国の魅力=≪下≫=相思相愛の長い歴史
相思相愛の日本とパラグアイ
2021年にはコロナ禍の中、日本の茂木外務大臣(当時)が初めてパラグアイを訪問して温かく迎えられ、2023年5月には林外務大臣(当時)が選挙当選5日後の就任前の大統領の私邸に招待された。今年5月には岸田総理が強行日程ながらアスンシオンを訪れペニャ大統領と会談し、「両国政府が相思相愛であることを確認できた」という。 ざっくばらんでエネルギッシュな中谷大使は、「アスンシオンに来ていただければ皆さんとお会いします」と、経団連のグループなどが訪れた時も得意のネットワーキング力を生かして大統領にまで会えるように取り持ってきた。「世界各国で活躍する日系人が日本にルーツがあることに誇りを持てるためにも、日本本国がしっかりしなければならない」と、日本の代表大使ならではの着物姿で信念を語った。(終)