人骨を拾い、遺体で遊ぶ子どもたち 中東シリアのアサド政権下で行われた“虐殺”の現場を現地取材【news23】
そうした非日常を、子どもの“当たり前”にさせてはいけません。 今、情報はすごく早く入ってきますが、リアリティを感じません。今回のように初めて映像を見て、“こんなにひどいことになっているのか”と驚きますが、それでも信じることができません。 こうした景色を“非日常”と感じているときから戦争や内戦はあって、残虐な行為で多くの人が殺されていることを見ているのです。ただ“情報”として知るのではなく、戦争とはどういうことなのかを知る必要があるのではないでしょうか。 今回の映像を目に焼き付けていただき、単なる歴史的な事件ではなく、もう少し肌感覚で戦争を考えることをしないといけないのではないかと思いました。 小川キャスター: そして心に留めて想像していくことが、次に起きてしまうかもしれない戦争の抑止に繋がっていくのかもしれません。 真山仁さん: 「平和は想像から始まる」という人がいますが、本当に大事な言葉だと思います。 ========== <プロフィール> 真山 仁さん 小説家 「ハゲタカ」「ロッキード」など 最新著書に「疑う力」
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