知っていたらスゴイ! 奇妙で無名なOEM供給車 41選 前編 「リバッジ」されたマイナーモデル
シトロエンCクロッサー
シトロエンCクロッサーとその兄弟車プジョー4007は、2005年に発売された三菱アウトランダーのリバッジモデルである。 エンジンはフランス製だが、それ以外はほぼ三菱の設計を踏襲している。このリバッジは商業的には大きな成功を収めたとは言えず、次の世代のアウトランダーまで引き継がれることはなかった。
大宇G2X
GMのカッパ(Kappa)プラットフォームは、いくつかのコンセプトカーと4車種の市販スポーツカーに使用された。後者のうち、ポンティアック・ソルスティスは独特のスタイリングを持っているが、サターン・スカイとオペルGTはバッジを除けばほとんど同じだった。 欧米や日本のドライバーにはあまりなじみのない大宇G2Xは、基本的にはスカイやGTと同じクルマだが、サターンのレッドライン仕様に搭載されたターボエンジンのみが用意されていた。2007年から2009年にかけて販売されたのはわずか179台と報告されている。
大宇ロワイヤル
韓国におけるGMの事業が複雑だった1978年頃、大宇ロワイヤルはセハン・レコルトというクルマの後継車として登場した。 その名前と一部のデザイン以外は、基本的にオペル・レコルトEと同じである。したがって同時代のヴォグゾール・カールトンやホールデン・コモドールとも多かれ少なかれ同じものであった。
ダッジ・ブリザ
ダッジとしては極めて珍しい、ヒョンデとの提携により販売されたのがブリザだ。2002年から2006年までベネズエラで生産された初代ヒョンデ・アクセント(写真)のリバッジモデルである。 ブリザという名は、まったく関係のない1970年代のキア車にも使われていた。こちらは第2世代のマツダ・ファミリアの亜種だった。
フィアット・フルバック
第5世代の三菱L200(トライトンまたはストラーダとも呼ばれる)を、フィアットがリバッジし、2015年から2019年まで生産したのがフルバックだ。バッジや非常に細かいディテールを除けば、ほぼ同じクルマである。 2020年以降にフルバックの後継車として登場したフィアット・ティターノは、プジョー・ランドトレックのリバッジモデルだ。