クリスマスイブは「心筋梗塞」リスク急増 研究で判明、前兆となる症状・予防法とは【医師解説】
心筋梗塞を予防するには?
編集部: 今回の研究テーマになった心筋梗塞の予防法について教えてください。 中路先生: 心筋梗塞を予防するには、健康的な生活習慣が大切です。「定期的な運動」「バランスの良い食事」「禁煙」「ストレス管理」を心がけましょう。また、高血圧や脂質異常症、糖尿病がある場合は、適切に管理することでリスクを減らし、心筋梗塞の防止が期待できます。
編集部まとめ
スウェーデンのルンド大学スコーネ大学病院のMoman A. Mohammadらの研究グループは、特定の時間帯や祝日、スポーツイベントと心筋梗塞の発症リスクの関連性についての研究結果を発表しました。特に、クリスマスイブは発症リスクが37%増加することがわかりました。心筋梗塞は命に関わる怖い病気ですが、発症した人の約半数に前兆となる症状がみられるため、異常に気づいて適切な治療を受けることが重要です。まずは日常の生活習慣を見直し、心筋梗塞の予防を心がけましょう。 [この記事は、メディカルドック医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
この記事の監修医師
中路 幸之助 医師(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。