痛すぎる「足のつり」「こむら返り」は脚ストレッチで緊急ケア。足ツボ押しで予防もできる!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑮】
●足のツボを刺激する方法【1】 ふたつのツボ「太渓」と「崑崙」を、指で挟んで同時に刺激する 足の内くるぶしと外くるぶしのすぐ後ろにあるツボ「太渓」と「崑崙」を、親指と人差し指で挟み、ふたつ同時に、指の先でジワーっと押して、20秒くらい刺激し続ける。 また、ふたつのツボを指で挟んだまま、その場で小さく円を描くように、同時にグリグリと押してもOK。 どちらの場合も、“イタ気持ちいい”と感じる程度の力加減で行う。 さらに強く刺激したい場合は、ツボから指1本分の範囲を、上下にスライドさせるようにして押すといいだろう。 \ポイント/ ツボ押しを行っている間は、呼吸を止めないようにしよう。
●これはNG! アキレス腱のきわをつまむのはNG。アキレス腱は、いきなり負荷をかけると痛めてしまうことがあるので要注意だ。足の内くるぶしと外くるぶしのすぐ後ろにあるツボを、しっかりと挟み込むようにして刺激しよう。 ※アキレス腱は、かかとの骨の上にあり、ふくらはぎの筋肉とかかとをつないでいる腱のこと。 急に足がつると、痛くて焦ってしまうもの。これらのケア法を知っておくと安心だ。 「こむら返り」が起こってしまったら、応急処置として【初級編】のストレッチを。さらに、「こむら返り」が起こりにくくするために、日々【中級編】のケア法も行うようにするといいだろう。 今回紹介した足のふたつのツボには、ほかにも体の不調をやわらげるさまざまな効果があるので、ここへの刺激を習慣化することは、体全体の調子を整えることにもつながる。 よく足がつるという人はもちろん、そうでない人もぜひ覚えておいて。
【教えてくれたのは】 Satoshiさん 鍼灸師、柔道整復師、トレーナー、ヨガインストラクター、シンギングボウルセラピスト。大阪・心斎橋のサロン「B HAPPY」で鍼灸・美容鍼灸やパーソナルトレーニングを行うほか、インストラクターやセラピスト向けのカラダの講座を開講中。大阪・豊中の「岩塩ヨガスタジオ 四季」で五臓ヨガのクラスも担当。また、子どもを中心とした運動教室「カラダツクルスクール」でも活躍中。幅広い方法で健康・美容にアプローチする、カラダメンテナンスの専門家。 撮影/仲尾知泰(Ripcord) 指導・モデル/Satoshi 取材・原文/藤本幸授美
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