【新NISA】50歳から65歳までに積立投資で「1000万円つくりたい!」毎月の積立額はいくら必要?シミュレーションしてみた
資産運用のコツは?
50歳代の貯蓄状況を見れば、リタイアを控えた世代でも、十分な資金を蓄えている人は少ないことが明らかです。 新NISAを利用して資産を運用する際には、一定の運用利回りを目指さなければ、小規模な資産形成は難しいのが現状です。 リスクを軽減し、計画的に資産を増やすためには、リスクを分散することが重要です。 まず、積立投資を活用して、時間の分散を図ることから始めましょう。 運用を始めると、短期間での利益を求めてまとまった金額を一度に投資しようとする人もいますが、これはリスクを高める結果になります。 焦らず、少しずつ積立を続けることで、リスクを分散しながら利益を上げることが可能です。 次に、分散投資を心掛けましょう。 NISA口座を開設した後は、どの金融商品に投資するかを選ぶ必要がありますが、一つの国や地域、同じ業界に偏らないように注意が必要です。 このように、老後までの期間が短い方は高い運用利回りを求めがちですが、リスクを分散する方法も存在します。 積立投資と分散投資を組み合わせ、計画的に資産を増やしていくことが大切です。
まとめにかえて
本記事では、50歳代の貯蓄事情や、新NISAでの積立投資のシミュレーションを見てきました。 セカンドライフへのカウントダウンが始まる50歳代ですが、積立金額を増やしたり、期待できる利回りが大きいものを選ぶことで15年間でも資産を「1000万円」つくることも可能です。 ただし、リターンが大きい商品はそのぶんハイリスクになるため、ご自身のリスク許容度と合わせて検討することが大切です。 金融商品を利用した資産運用は元本割れリスクが伴います。スタート時点で運用結果が確定されたものではないため、積立投資を活用するほか、投資対象の資産などを分散させることでリスクを抑える工夫も重要になってくるでしょう。 安心して老後を迎えるためにも、まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」 ・金融庁「つみたてシミュレーター」 ・金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」 ・金融庁「NISAを知る」
中本 智恵