現役引退の井上晴哉が挙げたプロ野球人生での“忘れられない一打” 窮地で放った涙のサヨナラ打に「時期が時期だったので…」と当時の背景を語る
◆ 「もうゲーム差を離されたくないという場面だった」 今季限りでユニフォームを脱ぐ決断をした井上晴哉が、9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演。11年間の現役生活を振り返った。 番組で忘れられない一打について聞かれると、10月13日の楽天19回戦(ZOZOマリン)の9回1死一塁で、右中間へ放ったサヨナラ適時二塁打を挙げた。「9回に福田秀平さんが出て。ここしかないと気持ちを入れて打って。秀平さんが一塁からホームに帰ってきて。それが嬉しかった」と感慨深げに笑みを浮かべた。 試合後に行われたヒーローインタビューで井上は思わず号泣。涙の理由を問われると「時期が時期だったので…一軍の選手もコロナ禍で離脱することもあったり、自分の調子も上がらない。1位ソフトバンク2位ロッテだったので。もうゲーム差を離されたくないという場面だった」と当時の背景を語った。 さらに、逆方向への当たりを狙っていたかと聞かれると「カットボールが武器の投手だったので。この球を打つぞと待ってはいました」と回答。 解説者の高木豊氏は「体で野球でやっているように見えて頭を使って野球をしている。分析しながらイメージ通りに打っている打席も多かった」と井上のクレバーさを称賛していた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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