突如姿を消してしまう…「人間関係リセット症候群」とは? なりやすい人の特徴、対策まで
人間関係リセット症候群とは?
友人や恋人との連絡を突然絶ち、SNSのアカウントも消してしまう。そんな「人間関係リセット症候群」が若い世代を中心に注目を集めています。本記事では、なぜそのような現象が起きるのか、解決策について紐解いていきます。 【画像】突然音信不通… これが《人間関係リセット症候群》が起きる「理由」です! まず「人間関係リセット症候群」とは、突然周囲との連絡を絶ち、人間関係をリセットしようとする行動を指します。主にSNSのアカウントを削除・変更したり、以前の人間関係をリセットして新しい人間関係を構築したりするような傾向があります。 マーケティング事業を展開する「クロス・マーケティング」が行った「人間関係に関する」についての調査データを参照しながら紹介していきます。調査は2024年1月、全国の20~79歳の男女2400人を対象に行われたものです。調査によると、過去に「人間関係をリセットした」経験を持つ人は約41%という結果でした。ほかにも「人間関係をリセットしたい」と思う人は約26%でした。 特に昨今では、SNSの普及により、24時間365日人とオフラインでつながっている状態が当たり前となりました。そのような背景から、周囲との関係に息苦しさを感じ、すべてをリセットしたくなってしまう人が増えている状況です。
人間関係リセット症候群が起こる原因
人間関係リセット症候群が起こる原因を挙げていきます。 【人間関係に疲れやすい】 「友人と一緒に過ごしていても楽しくない」「相手に大切にされていない」など、ふとした気持ちがきっかけとなるケースが多いです。そんな時、人は我慢できずに人間関係をリセットしたい感情に駆られるのかもしれません。 【環境やライフステージの変化】 就職や結婚、引っ越しなどをすると、新たに人間関係を築く必要性があります。大きなトラブルがあったわけではないものの、今までの人間関係を不要と感じてリセットしたい気持ちになりやすいです。特に「成長を感じられない人間関係」に対する不満が高まると、思い切った行動に出る場合もあります。 【人間関係によるトラブル】 友人とのトラブルで間に挟まれたり、自分の知らないところで悪口を言われたりと、人間の嫌な部分が見えるケースも少なくありません。その時に「こんな思いをするなら人付き合いなんてしたくない!」と、勢いで人間関係をリセットする傾向があります。